CloudCheckrの概要

February 2, 2022 by No Comments

11月初旬、ネットアップはCloudCheckrの買収を発表しました。CloudCheckrは、ネットアップが提供している強力なFinOps製品をさらに強化するクラウド最適化プラットフォームです。Spot by NetAppは、パブリック クラウドのユーザがスポット インスタンスを利用する仕組みを変え、CloudCheckrは、ネットアップのお客様がクラウドをさらに最適な状態で利用できるようにします。

ネットアップのITにもメリットがあります。ネットアップは、自社のクラウド コスト削減にこのプラットフォームを利用する方法を評価するため、独自の適性評価を開始しました。もちろん、これは評価プロセスのごく初期段階であり、ネットアップは他のCloudCheckrクライアント候補と同様にアプローチしています。

そのため、必要な「知識」は十分ではありませんが、「検討材料」はいくつかあります。 

CloudCheckrは、表面上はクラウド最適化プラットフォームで、何が支出の要因であるかを示します。そこから、無駄を省ける箇所や、購入に関する的確な判断に役立つ箇所を特定します。そうして、全体のコストを下げることができます。

数カ月に及ぶ評価プロセスを開始して数週間が経過した頃、このプラットフォームには幅広い用途が考えられることがわかりました。CloudCheckrは、どこにチャンスがあるかをさまざまな方法で教えてくれます。たとえば、どのリソースがアイドル状態であるかが表示され、最大限に活用されていない高コストのリソースが指摘されています。そこから、より低コストのリソースにオフロードできるものを確認できます。これは、Elastic Load Balancing、プロビジョンドIOPSストレージ、リザーブド インスタンスなど、多くのサービスに適用できます。

正確なことはまだはっきりしませんが、CloudCheckrはネットアップのITに確実なメリットをもたらすと感じています。

ネットアップのFinOps戦略では、プラットフォームにデータを供給し、提案される推奨事項を精査し、意思決定の正当化と意思決定者への価値提示のための健全な指標を見つけ出すことを目指しています。

最初のテストでは、当社のハイブリッド クラウド環境で、AWS上で動作する「CloudOne」システムに接続しました。CloudCheckrは非常に多様なAWS向け機能セットを開発しています。十分に吟味された提案をするためには、ベースラインとなる履歴データと、ネットアップ独自の利用習慣に関する知識が必要です。

以上は、ネットアップのITでクラウドの利用によって最大限の投資効果を得るために設計された、幅広いFinOps戦略の一環として行われています。ネットアップがハイブリッド クラウド環境を活かせるかどうかは、OPEXの最適化による不要な支出の削減にかかっています。CloudCheckrは、特にSpot by NetAppと組み合わせることで、現状を大きく変革し、最小限の資金でクラウドから最大限の力を引き出せるようになる可能性を秘めています。